あなたは不意に転がり込んできた平日の休みを、充足感あふれる有意義な一日にしたいと願っているのではないだろうか?
またそれだけでなく、週末の休日では絶対に味わえない、平日でしか実現できない休日を満喫したいと考えているはずだ。
そこで本稿では、普段から平日が休日の男女149人に「平日休みにしかできないとっておきの過ごし方」を聞いた。
本調査の結論を先に伝えておくと、このようになる。
▼本調査の結論
・平日休みの最大のメリットは「人混みが避けられる」こと
・平日休みの最大のデメリットは「単独行動」になること
・平日休みを最大限満喫するコツは「とにかくお出かけすること」
ちなみに今回の回答者の中には、平日休み歴20年や30年を超えるエキスパートたちも含まれている。
そして何よりまずご覧いただきたいのは、彼らに「平日休みと土日休みのどちらかを選ばねばならないなら、どちらを選ぶ?」という問いへの回答だ。
なんと7割近い回答者が「平日休みのほうがいい」と回答し、平日休みの優位性を感じている。
もちろん慣れているからという理由もあるだろうが、平日休みには週末の休日では味わえないうま味が存在するのは事実だ。
あなたの平日の休日をよりエッジを効かせた休日にするために、まずは平日休みのメリットや強みを確認していくことにしよう。
平日休みの最大のメリットは「人混みがない」
普段から平日が休みの回答者に、「平日が休みであることの最大のメリットはなんだと思うか?」を聞いた結果が下表だ。
▼平日休みのメリットだと思うこと
人混みがない | 45.6% |
---|---|
銀行・公的機関・病院に行ける | 36.9% |
割引が受けられる | 7.4% |
予約が取りやすい | 6.7% |
自分の時間が存分に取れる | 2.7% |
子どもの学校行事に行ける | 0.7% |
もっとも多かった平日休みのメリットは「人混みがない」(45.6%)だった。
実際の回答を紹介すると、このようなものだ。
「どこか出かけた時に人が少ないことです。まれに日曜日休みだったに出かけると、人の多さに外出が嫌になります」(26歳男性、平日休み歴5年)
「大半の人が休みの土日より、渋滞・人混みを避けられ、時間を有意義に使える」(42歳男性、平日休み歴20年)
週末が休みの方なら、休日に「あそこに行ってみたいな!」と思い立った矢先に「でもいまから行っても、どうせ混んでるだろうしなぁ…」と思い直したことが1回や2回ではないはず。
しかし平日の休みにおいて、この思考のクセは捨て去らなければならない。
なぜならそこは「混んでいない」のだから。
本稿では、突如転がり込んだ平日の休みは「とにかく外へ出かける」ことを推奨する。
外に出かけることで平日休みのメリットは最大化するし、そもそも家でまったり過ごすのは平日でなくても、いつもの週末の休日にでもやればいい話だ。
ただし小さなお子さんがいる家庭に限っては、平日に子どもが学校や幼稚園に行っている間に思う存分ぐうたらするという贅沢が成立する。
しかしそれ以外の方は、とにかく外に出ることを真っ先に検討してほしい。
ではこの「人混みがない」という平日休みのメリット以外のメリットにも目を向けておこう。
銀行や病院、役所に行ける
次に多かったメリットが、「銀行、病院、役所に行ける」(36.9%)というものだった。
実際の回答者の声は、このようなものだ。
「有給を使わなくても病院や銀行に行ける」(35歳女性、平日休み歴9年)
「役所、銀行、病院、美容院にいくことができる」(57歳女性、平日休み歴15年)
平日に働いていると厄介なのが、この銀行や役所の窓口への用事だ。
遅刻の許可や有給でももらわない限り、15時や17時に窓口を閉められて行けるわけがないのに、土日はしっかり窓口が閉められている。
また病院も土曜日の午前なら開いているところが多いが、週末休みの人たちがごった返し、必要以上に時間がかかったりもする。
いささか地味なメリットではあるが、貴重な有給休暇を銀行や役所のちょっとした用事のために消化するくらいなら、もっと有意義な使い方があると思っている方も多いのではないだろうか。
その点平日休みの人たちは、銀行や役所、病院は行く時間さえ間違わなければスムーズに行くことができる。
平日割引が受けられる
次の平日休みのメリットは「平日割引が受けられる(7.4%)」というメリットだった。
「平日のほうが道が空いてて、料金も安い」(59歳男性、平日休み歴20年)
詳しくは後述するが、思いもしなかった平日割引を実施しているサービスは少なくない。
土日祝日じゃないというだけで、混雑が避けられるばかりか、料金まで安くなるというのは平日休みの人々の特権と言える。
冒頭でも不意に手にした平日の休みは「外に出る」ことを強くおすすめしたが、この特権階級並みのメリットを活用しない手はないのだ。
では、これらの平日休みのメリットを踏まえて、平日にしかできないことの具体的なアイデアを次章では見ていくことにしよう。
平日休みにしかできないこと10選
ここでは普段から平日休みの回答者から寄せられた、具体的な平日休みにしかできない満喫方法を見ていく。
ぜひ突如目の前に現れた平日休みに、これといったビジョンを描けない方は参考にしていただきたい。
遊園地やテーマパークに行く
「テーマパークが空いているので、長蛇の列に並ぶことがない」(38歳男性、平日休み歴9年)
「ディズニーランドでさえ割と空いています」(30歳男性、平日休み歴1年)
アイデアとしてはベタだが、平日休みならではのメリットが大きいのがこの「遊園地やテーマパーク」に遊びに行くという選択だ。
なぜなら土日なら家族連れでごった返しているレジャー施設も、平日休みならフリーパス状態で楽しむことができる。
そればかりでなく、平日割引を実施している施設も多く、代表的なものだとこのような割引が受けられる。
▼平日割引がある遊園地・テーマパーク例
平日 | 土日祝 | |
---|---|---|
ディスニ―ランドディズニーシー | 8,400~8,900円 | 9,400~10,400円 |
USJ | 8,600円~ | 10,900円~ |
東京ドームシティアトラクションズ | 4,500円 | 4,800円 |
鈴鹿サーキット | 4,800円 | 5,300円 |
ただし、混雑もなくフリーパス状態の遊園地やテーマパークは魅力的だが、一点だけ見落としてはならない点がある。
それが「おひとり様で楽しめるか?」という問題だ。
突如平日休みになった方の大半は単独行動をすることになるが、ひとりで遊園地やテーマパークに行っても楽しめる人向けという条件がある。
平日で人混みが少ないとはいえ、貸し切りではないので、当然カップルや家族連れもいる。
ほかの利用者の目が気になる人は、以下のアイデアを参考にしていただきたい。
映画館に行く
「映画を安く観られることです。私がよく行く映画館は平日に割引日があるので、いつもそれを狙って1人で映画を観ます。平日なので他のお客さんが少なく、1人でのんびりと映画を楽しめるのは最高です」(34歳女性、平日休み歴4年)
「人の少ない映画館で満喫する」(32歳男性、平日休み歴7年)
もっとも幅広い人におすすめできる平日にしかできない満喫方法は、この「映画館に行く」ことだ。
郊外の映画館で平日朝なら、ほぼ貸し切り状態で映画を楽しむことができる。
また映画館も平日割引を実施しているので、貸し切り状態の映画館を安く利用することができる。
代表的なシネコンの平日割引をまとめると下表になる。
割引料金 | 通常料金 | |
---|---|---|
イオンシネマ | ・ハッピーマンデー(毎月曜日)1,100円 ・ハッピーモーニング(平日午前10時台までの上映開始)1,300円 | 1,800円 |
TOHOシネマズ | ・TOHOウェンズデイ(毎水曜日)1,300円 ・シネマイレージデイ(毎火曜日、会員のみ)1,100円 | 2,000円 |
T・ジョイ | ・水曜サービスデー1,300円 | 2,000円 |
500円でも割引が受けられれば、ドリンクやポップコーンを実質タダで飲食しているのと同じになり、おまけにほぼ貸し切り状態で映画を観れるという極上体験ができる。
銭湯・サウナに行く
「週末だと混み合っているスーパー銭湯とかに行って人と違う行動をすることだと思います」(39歳男性、平日休み歴5年)
ノーマルな銭湯は14~16時に開店というところが多いが、スーパー銭湯なら午前中から開いている。
週末は混みあっていたり、子どもが走り回ったりしていてまったり過ごすとは言いがたいスーパー銭湯も、平日午前ならほぼ貸し切り状態で満喫できる。
施設自体が空いているので、「サウナ→水風呂→外気浴」で思う存分と整えることもできる。
またスーパー銭湯も平日割引を実施しているところが少なくないので、平日休みのメリットを最大限満喫できるのでオススメだ。
ショッピングモールに行く
「平日のほうがイオンなど、空いていて買い物しやすいです」(38歳女性、平日休み歴1年)
「ショッピングモールや映画館などで週末ゆえの混雑を気にせず買い物や映画を楽しめる事です」(45歳男性、平日休み歴1年)
ショッピングモールの強みは、ショッピングだけでなく、飲食や娯楽施設も伴っているところだ。
つまり一日中入り浸ることができるので、あちこち行って貴重な休日の時間を移動時間でロスすることがない。
また週末のショッピングモールの混雑具合に慣れている方は、あまりにも空いている光景が新鮮で「人類はどこに行ってしまったんだ…?」というちょっとした終末感も味わえるおまけまでついてくる。
人気の飲食店でランチをする
「飲食店がいつもより空いておりゆっくりできる。また、安い場合も多い」(28歳男性、平日休み歴3年)
「平日限定ランチを利用する」(36歳男性、平日休み歴1年)
週末なら順番待ちが億劫になるような人気の飲食店でも、平日のランチなら混みあうリスクはかなり限定される。
そのうえ「平日限定ランチ」という、明らかにほかのメニューよりもお得なメニューが出現し、サービスで一品ついたり、割引が受けられる。
週末はいつも行列ができていて「気になるけど、なかなか入れない」というお店に心当たりがある方は、平日休みであれば悠々と訪れることができる。
旅行に行く
「旅行に行く。平日は宿泊料金が安いし、電車も行楽地も比較的空いているのでハイシーズンより断然お得だし楽しめます」(52歳女性、平日休み歴10年)
「旅行などが平日料金でいける」(40歳男性、平日休み歴20年)
もし平日休みが連休だったり、休みの当日より前に本稿を読んでいるのでないなら、強くおすすめできるのが旅行だ。
というのも、旅行で割引額がもっとも大きくなるのが宿泊料金で、週末(金曜、土曜)だと宿泊料金は平日料金に1.5倍ほど乗せられている。
つまり平日は3割ほど安く泊まることができる。
この3割は意外と大きく、1泊3万円の旅館なら9,000円ほど安くなる計算になり、9,000円浮けば、ホテルのグレードをあげたり、立ち寄るスポットを増やしても元が取れることになる。
また特にホテルでは直前割を実施しているところも多く、平日料金と直前割の合わせ技で半額以下も期待できる。
一方で平日といっても交通費の割引が受けられるのは、高速バスくらいしかない。
だが高速道路が空いていたり、電車が空いていて快適に移動できるというメリットがある。
スポーツ観戦
「野球観戦が趣味なのですが、チケット代が土日に比べて安く、空いている」(28歳男性、平日休み歴2年)
「サッカーが好きなので、平日の試合に休みを申請する事なく観戦に行けること」(38歳女性、平日休み歴14年)
昨今では、プロ野球もJリーグも、プロリーグの平日のデイゲームはほとんど見なくなった。
だがプロ野球は18時、Jリーグは19時から試合が始まるので、試合開始前にスタジアムに入り、先にグッズ購入などを済ませておいて、試合観戦するというプランニングも平日休みなら成立する。
また観戦する対象をプロリーグに限定せずに、大学リーグや高校の春季・夏季・秋季大会まで選択肢を広げると、平日にデイゲームをやっている可能性はより高まる。
特に学生リーグは、「こんな席、プロリーグならいくらかかるんだ?」という席に事前予約もないのに座れたりする。
また選手と近い席に陣取れば、試合中に選手同士がかけあっている声まで聞こえるので、テレビ観戦では味わえない生々しさが感じられるのもおすすめポイントだ。
昼飲みする
「世の人たちが働いている中、自分だけ休んでいることに優越感を感じること」(48歳男性、平日休み歴9年)
某漫画で、ランチ時にわざわざサラリーマンが多い飲食店に入り、サラリーマンの横でビールを傾け、愉悦に浸るという描写があったが、まさに平日休みでしかできない悪魔的な楽しみ方が昼飲みだ。
週末でも昼飲みできるスポットは多くあるが、普段週末が休みの人にとって、平日の昼飲みは背徳感や非日常感が倍増する。
仕事帰りの人で混み合う時間の前に引き上げれば翌日に残らないし、酔いも手伝っていつもより早寝できるので、休日の夜に深酒をするよりはるかに優れた行為といえる。
ヒトカラする
「土日休みだとカラオケやボウリングが混んでるんですが、平日休みだと余り混まないので好きなだけ行けるというところがメリットです」(21歳男性、平日休み歴1年)
ヒトカラ(ひとりでカラオケ)も平日休みのメリットを活かせる過ごし方で、カラオケも平日料金が存在するサービスだ。
筆者の近郊にあるカラオケチェーンの、平日フリータイムの料金は下表になっている。
▼カラオケチェーンの平日フリータイム料金
ジャンカラ | 1,750円 |
---|---|
まねきねこ | 1,100円 |
ビッグエコー | 1,490円 |
カラオケ館 | 1,400円 |
カラオケ館のみ「11~19時」で、それ以外は「10~19時」の最大で9時間も歌いっぱなし状態になれる。
ただしヒトカラの場合、順番待ちしている時間がないので、通常の喉の持ち主なら2、3時間もいれば、持ち歌もなくなり、喉も限界を迎える。
そのためカラオケ専門店よりも料金はプラス500~1,000円ほど上がるが、カラオケを併設しているネットカフェチェーンに行くのが現実的な選択となるだろう。
また過去にヒトカラの実態や満喫方法の調査をおこなっているので、こちらもあわせてご覧いただきたい。
美容院・病院に行く
「歯医者に行ける」(25歳女性、平日休み歴5年)
「美容院が空いている」(60歳女性、平日休み歴30年)
最後に自分のメンテナンスのために平日の休みをあてるという手もある。
特にメンテナンスでおすすめなのが、美容院・理髪店や歯科医院だ。
美容院は当日でも希望の時間に予約がとりやすいし、理髪店は飛び込みで入っても順番待ちするリスクが低い。
また歯科医院は歯石取りなど、週末の休みには1ミリも気が向かない歯のメンテナンスのために行っておくのがおすすめだ。
平日休みの最大のデメリットは「単独行動になる」
さてここまでは平日休みのいいところばかりに目を向けてきたがが、視点を変えて平日休みならではのデメリット面にも目を向けておこう。
普段から平日休みの回答者たちが挙げたデメリットをまとめると、下表になる。
友人・家族と予定が合わない | 55.7% |
---|---|
週末イベントに参加できない | 14.8% |
平日定休のお店に行けない | 2.7% |
週末セールが利用できない | 2.0% |
時間を持て余す | 1.3% |
店員の営業がしつこい | 0.7% |
無職と思われる | 0.7% |
デメリットはない | 1.3% |
無効 | 20.8% |
まずもっとも多く挙がったデメリットが「友人・家族と予定が合わない」(55.7%)だった。
これは今回、突如平日休みを手にした読者の大半が同じ状況に置かれることになるだろう。
「仲の良い友達たちは全員、土日が休みです。だから、平日が休みの私とは予定がまったく合いません。私以外の友達は土日に皆で集まって、バーベキューやプールなどを楽しんでいます。それをSNSなどで知った時は正直めちゃくちゃ悲しいし、寂しいです」(34歳女性、平日休み歴4年)
「土日休みの人が多いので、友人と休みを合わせてどこかへ行こうと思うと、平日休み側が調整することにならざるを得ない」(38歳女性、平日休み歴14年)
普段平日休みの人が仮に職場の人と遊ぶとなっても、シフト制で休日が決まっていることが多く、職場の人たちとも休日がかぶらないパターンもある。
実際に普段から平日が休みの回答者に、平日が休みなって友人関係はどのように変化したかを問うたところ、このような結果になった。
63.1%の回答者は「変化なし」と回答しているが、「やや減った」、「かなり減った」と減少した人は33.6%に対し、「かなり増えた」「やや増えた」はわずか3.3%しかいなかった。
つまり既存の友人関係はなんとか維持できても、いまより増える見込みはかなり薄いということだ。
となれば、いよいよ単独行動に慣れるしかない。
普段週末休みの人も、誰かと休日を過ごすことは期待できないので、「単独行動で楽しめるものはなにか?」という軸で過ごし方を考えていく必要がある。
その他の平日休みのデメリット
これ以降はそのほかの平日休みのデメリットを、ざっと紹介していくことにしよう。
「友人や家族と休みが合わない」に次いで多かったのが、「週末のイベントに参加できない」(14.8%)というものだった。
具体的にはこのようなデメリットになる。
「世の中のイベントには大体無縁になりがちです」(36歳女性、平日休み歴16年)
「イベントの規模が大きいものだと土日に開催されることが多々あるので、その時はデメリットを感じます」(28歳女性、平日休み歴3年)
コンサートも人気絶頂のアーティストや大御所ミュージシャンともなると、土日に開催されるため、平日休みでは訪れたいイベント自体存在しないことも多い。
突如訪れた貴重な平日の休みも、イベントやライブに参加して楽しむという選択肢はあまり色濃くないようだ。
またほかにはこのようなデメリットもある。
「平日休みのご飯屋さんとかが結構あるので、旅行先で行けないことがあります」(25歳男性、平日休み歴1年)
観光客メインでやっている飲食店や施設、また月曜日に定休が多い美容院など、休める曜日によっては選択肢から外れてしまうところも平日休みには出てくる。
平日休みのお出かけの際には「定休日の確認」が欠かせない。
またほかのデメリットには、このようなものがあった。
「ほかの客が少ないため、店員さんが付きまとってくる」(32歳女性、平日休み歴7年)
「平日ブラブラしていると、無職に見えていないか心配になる」(30歳女性、平日休み歴2年)
これらも平日休みならではのデメリットと言えるが、「みんなががあくせく働いているときに私だけ休めて最高!」と感じるか、「みんな働いているのに私だけ休んでて変かな?」と感じるかは、あなたの心の持ちようひとつだ。
だが、せっかくの棚からぼた餅のように転がり込んできた平日休みなら、楽しまなければ損だ。
平日休みを最大限に満喫するためのコツ
そこで最後に平日休みを最大限満喫するための、コツやマインドセットを見ておこう。
普段週末が休みの方から数多くのヒントやコツが寄せられたが、ここでは筆者が特に有用と思ったものを挙げていくことにする。
「夕方以降になると学生や仕事終わりの方が増えるので、その時間より前に行動する」(22歳男性、平日休み歴22歳)
学校をズル休みしてそれまで楽しく過ごしていたのに、ふと下校する他校の生徒の姿なんかを見ると急につまらなく思えたことが多くの人はあったと思うが、まさにアレである。
みんなと違う非日常感を味わえる平日休みなのに、日が暮れたらもういつもの平日の夜と変わらなくなってしまう。
平日休みを特権的な立場から満喫できる時間帯は思っているよりも短く、実質的には夕方までと肝に命じておこう。
「一人で遊びに行くことの抵抗感をなくすこと」(34歳男性、平日休み歴3年)
「おひとり様を楽しむ」(41歳女性、平日休み歴10年)
これまでにも見てきたように、平日休みだと一緒に過ごしてくれる友人や家族の援軍はほぼ期待できない。
ならば、気持ちを切り替えて「おひとり様」となって、自分の思うままに楽しく過ごすしか手はない。
実はたくさんの回答者が「ひとりのほうが気が楽」と、ひとりで行動すること自体のメリットを感じている。
もちろん友人や家族と過ごすことも楽しいが、単独行動には単独行動のよさが十分ある。
「とにかくお出かけすること!」(27歳女性、平日休み歴1年)
これまでにも見てきた通り、平日休みのメリットは外に出かけることでその効力を大きく発揮する。
現時点であまり気が進まなくても、外に出てしまえばいつもとは違う景色があなたを待っているはずだ。
まとめ
以上が今回平日休みにしかできないことを調査した結果のレポートだ。
本調査の結論をおさらいしておくと、下記になる。
▼本調査の結論
・平日休みの最大のメリットは「人混みが避けられる」こと
・平日休みの最大のデメリットは「単独行動」になること
・平日休みを最大限満喫するコツは「とにかくお出かけすること」
コツでも触れたように、平日休みの特権を味わえるのは17時あたりがリミットとなる。
本稿があなたが長いようで短い平日休みを満喫できる一助になれば、幸いである。
コメント